この記事では、こどもの英語学習を進めるうえで効果があると感じている『TAGAKI』について紹介しています。
『TAGAKI』って何?
『TAGAKI』は、mpi松香フォニックスという会社から出版されているこども向けの英作文の教材です。
各テーマ毎に3つの例文が挙げられており、例文のキーワードの部分を、その下にイラストで描かれた単語から自分の好みに合わせて選らんだ単語と入れ替えて右に書きます。
例)
I want to touch ____.
I don't want to touch ____.
___の部分に好きな単語を選んで入れます。
『TAGAKI』の良いところ
わたしが思うTAGAKIの良いところは、主に次の3点です。
- 自分の好みや気分に合わせて文を作れる!
- 添削が必要ない!
- いろいろな単語を積極的に学べる!
・「自分の好みや気分に合わせて文を作れる!」
ふつう英作文というと、何を書いていいか分からなかったり、逆に決められた日本語文を辞書を引きながら英語に置き換えていくだけになりがちです。
ところが、TAGAKIは黄色の部分を好きに入れ替えるだけなので、自分で考えてどんどん文を作ることができます。
自分の気持ちをそのまま書いても良いし、我が家では、”I want to touch ~”のところに、sharksを入れて"I want to touch sharks."にして、「はいはい、サメ触りたいのね、、、、、いやっ食われるし!」なんてふざけながらやりました。
・「添削が必要ない!」
TAGAKIは、単語を入れ替えるだけなので、出来上がった文はすべて正しいです。
親は、出来上がった文について話し合うだけで、添削をする必要はありません。
まあ、ピリオドの書き忘れとか、単語のスペリングをチェックするくらいですね。
・「いろいろな単語を積極的に学べる!」
こどもは、どんな単語を使ってやろうか、とリストの単語を吟味するので、文を作るのに使った単語以外も覚えることになります。
うちの子は、気分が乗っているときは、リストの単語をあらかじめ辞書を使って自分で全部調べてきて、なるべく面白い文を作ろうとします。
まあ気分屋なので、やったりやらなかったりですが。
注意点など
TAGAKIには、TAGAKI 10からTAGAKI 20、TAGAKI 30、TAGAKI 40、TAGAKI 50まであります。この10とか20とかいう数字は出てくる英文で使われる単語の数です。
例えば、TAGAKI 10の場合は、"I don't want to touch sea cucumbers."のように10語以内です。
レベルに合わせてひとつ上のテキストを使うことで、段階的に学ぶことができます。最上級の50語もあれば、かなり高度な内容が書けますよね。
テキストの内容は、専用の「オトキコ」という無料アプリで音声を聞くことも可能です。
見出しの右側にある空白欄に見える箇所のコードを読み取ると簡単に聞くことができます。
ひとつだけ気になる点は、Amazonのレビューを見ると、アプリをダウンロードできなかったり、コードが読み取れないというケースがあるみたいだということですね。
わたしはiPhone 7で問題なくダウンロード&読み取りができましたが、このあたりは改善点かもしれません。
内容は良いので、こういうところで評価を下げて欲しくないです。
わたしのイチオシの学習法である音読は、確かに万能な学習法なのですが、やや単調・退屈なところがあります。
まあ別の記事でも書いたとおり、筋トレみたいなものですから淡々とやるしかないのですけどね。
しかし、その点TAGAKIだと自分で考えて書くので、楽しく発信型の学習ができます。なので、音読とTAGAKIを組み合わせると、ちょうどバランスが良いです。
ぜひ一度試してみてください。今後要注目の教材です。